エアコンからの水漏れは、放置すると、建物の腐食や、カビの発生につながるだけでなく、電気系統の故障の原因となる可能性もあり、非常に危険です。この記事では、エアコンから水漏れが発生する原因を特定し、自分でできる応急処置から、専門業者への依頼まで詳しく解説します。まず、エアコンの水漏れの原因を理解しましょう。一つ目の原因は、「ドレンホースの詰まり」です。ドレンホースは、エアコン内部で発生した水を、屋外に排出するためのホースです。このホースが詰まってしまうと、水が逆流し、室内機から水漏れが発生することがあります。ドレンホースは、ゴミや、虫などが詰まりやすい場所であるため、定期的な掃除が必要です。二つ目の原因は、「ドレンホースの勾配不良」です。ドレンホースは、傾斜をつけて設置することで、水がスムーズに排水されるようになっています。しかし、ドレンホースの勾配が不十分だと、水がスムーズに流れず、水漏れの原因となることがあります。特に、引越しや、エアコンの移設工事を行った際に、ドレンホースの勾配が不適切になることが多いです。三つ目の原因は、「エアコン内部の汚れ」です。エアコンの内部には、ホコリや、カビなどが溜まりやすく、これらの汚れが、排水を妨げ、水漏れの原因となることがあります。特に、熱交換器や、ドレンパンなどの部品は、汚れが溜まりやすく、水漏れの原因となりやすい箇所です。四つ目の原因は、「エアコンの故障」です。エアコンの内部部品(ドレンポンプなど)が故障すると、排水が正常に行われなくなり、水漏れが発生することがあります。特に、古いエアコンの場合は、部品の劣化が原因で故障しやすい傾向があります。では、自分でできる応急処置は、どのようなものがあるのでしょうか?まず、水漏れが発生している箇所を確認し、水漏れ箇所の下に、バケツや、タオルなどを置き、水を受け止めましょう。次に、エアコンの電源を切り、コンセントを抜きましょう。そして、ドレンホースを確認し、詰まりがある場合は、取り除きましょう。しかし、これらの対処法で改善が見られない場合は、エアコン内部の問題である可能性が高く、専門業者に依頼する必要があるでしょう。次の段落では、自分でできる対処法と、業者に依頼する場合について詳しく解説します。エアコンの水漏れは、放置するとますます悪化する可能性があります。